目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(映画にもなりました)

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(映画にもなりました)
目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(映画にもなりました)

見えない人と見るからこそ、見えてくる!
全盲の白鳥建二さんとアート作品を鑑賞することにより、浮かびあがってくる社会や人間の真実、アートの力――。
「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」
という友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るというユニークな旅が始まった。
白鳥さんや友人たちと絵画や仏像、現代美術を前に会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。

視覚や記憶の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒にいること。
そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれ、壮大で温かい人間の物語が紡がれていく。
見えない人と一緒にアートを見る旅は、私たちをどこに連れていってくれるのか。
軽やかで明るい筆致の文章で、美術館めぐりの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクション!

開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!
岸田奈美さん(作家)推薦!
誰かとわかりあえない寂しさを、 幸福な余白に変えてくれる本でした。
本書に掲載された作品:
ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコの木版画、大竹伸朗の絵画、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥのビデオ作品など。

・カラー作品画像多数掲載!
・会話から作品を想像していただくために、本文ページでは見せていない大型作品をカバー裏面に掲載!

川内有緒(かわうちありお)
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。 映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。
行き当たりばったりに渡米したあと、中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。
『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞を、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。

著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』(共に幻冬舎文庫)、『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)、『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)など。
白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー映画『白い鳥』の共同監督。
現在は子育てをしながら、執筆や旅を続け、小さなギャラリー「山小屋」(東京)を家族で運営する。趣味は美術鑑賞とD.I.Y。「生まれ変わったら冒険家になりたい」が口癖。

良い本と巡り会えた

定期的に書籍に通って、最新刊のコーナーを眺める。そんな時に今回紹介をする『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』と言う書籍を発見しました。その場で購入も検討したのですが、金欠気味の吾輩。そっと本棚に本を戻す。ただ、忘れないように写真だけは撮影をして、自宅に戻ってから、定期的に地元の図書館で新作コーナーなどで取り上げられていないか?をチェックしていました。新作の本は余程の前評判がない限り、図書館では少し遅れて入荷をされてくるのだ。と言う事で、本書が販売をされたのは2021年9月になるのですが、実際に手元に届いて読ませて頂いたのは2022年の2月となります。

本の内容としても面白いけれど、奇縁を感じる事が出来た一冊

本書ではいくつかの美術館を訪れていて、現代アートの作品についても、少し触れられています。仏像ワールドもありますが、そこのスペースは本書の比率としては少ない形になりますね。

正直、そこまで爆発的に売れた書籍ではないのかな?と思います。あの時に、書店に何となく行っていなければ、本書の存在も知らなかったでしょうし、図書館でも調べてなかったでしょう。人気作品であり、図書館で予約件数が多くて、自分の順番まで時間が相当かかりそうだ。となっていたら、読んでいたかどうか?微妙な所ですね。幸いにして図書館での予約件数は1件となっていて、次は俺!となっていたので、すぐに手元に届きました。

ここまでの話にもちゃんと意味があるので、ゆっくりと読んで下さいね。本書で取り上げられているアート作品については、写真などで掲載をされているのも多くあります。本書の中で一点だけ。『風間サチコ展 コンクリート組曲』の『ディスリンピック2680』と言うのが、シークレット扱いとなっています。恐らくは著者である川内有緒さんが、最も衝撃を受けた作品だからこそなのかな?と思いますが、カバーを裏面に作品を掲載してあります。と書かれているのですが、上述をしているように、図書館で借りましたので、ビニールでカバーが剥がせないようになっていて、見る事が出来ないの。ふざけるなよ!この野郎!どんな作品か気になるじゃないか?と思いながら、本を一旦置いて、『風間サチコ ディスリンピック』とスマホで検索をしたのですよ。

そうしたら、こんな記事が見つかりました。

ドキッとしましたね。
何故か?私自身が丸木美術館のある東松山市在住の人間だからです。丸木美術館にも一度だけ行った事がありますし、今は畳んでしまいましたが、地元の郷土資料を多く集めている古書店でも、丸木さんの作品が多数置かれていて、書店の店長が知り合いだったらしく、色々と丸木さんの話についても、聞かせて貰っていたんですよね。

今回は書籍の内容については多くを語らない

内容については、自分で読んで感じて下さい。そもそもそうした事をテーマにもしている書籍になりますので、書評と言う事が出来ない。勿論、普段からそんな立派な事はしていないのですが、良い本と巡り会えた時には、あまり多くの内容については語らないようにしているのですが、動画だけは大サービスで放出をしちゃいます。

ヂョン・ヨンドゥ 地上の道のように |JUNG YEON DOO Just Like the Road Across the Earth
オー・シャンゼリゼ(日本語) Les champs Elysées/ダニエル・ビダル
Marina Abramovic on performing “Rhythm 0” (1974)

本書を読めば分かります。と言う動画を、まずは3本。他のアート作品などについては、本書を読んでみて興味を持ったアーティストを各自で存分に調べてみるのが良いと思います。

ドキュメンタリー映画配信中

白い鳥 Trailer

上記は書いているように、トレーラーになります。本編を見たい方は下のサイトからどうぞ!
リンク掲載を忘れていた!

【ドキュメンタリー映画】白い鳥

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