

初めてコンドームを買ってじっくり観察したあの日、大量のエロ本を抱えたまま交通事故に遭った恐怖、70万円ものラブドールを購入して居酒屋に同伴、童貞を落としてくれた年上の彼女に「縛ってもいいわよ」と言われた1978年の夏、「福男」のニュースを見て甦る“精子”だった頃の記憶、「SMのSはサービスのS」だと気づいた瞬間、ベッドでの男女のトークに頻繁に登場する「夜の流行語大賞」を発表…。
“人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”の書き出しでおなじみ、「週刊文春」の人気連載を文庫化。「男ってバカねえ」と女性にも大好評、グッときてプッと笑えるエロエロエッセイ80連発!
巻末に阿川佐和子さんとのスペシャルエロエロ対談も収録!
人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。って多すぎじゃないか?
もうじき還暦を迎える、みうらじゅん先生の50歳の時の作品となるのですが、現在はどうなんでしょうかね?相変わらず3分の2はいやらしいことを考えて生きているのでしょうか?3分の2は言い過ぎにてしても、それに近い比率の時期と言うのは、誰しもあるのかもしれませんが、幸いにして、そうしたピークのタイミングでは、私自身は競馬やゲームや漫画と言った、よく考えてみたら、今も続いていう趣味もありましたので、そこまでの比率ではなかったのですが、中にはもう、エロい事ばかり考えている人もいたのかもしれませんね。
本書魅力としては、軽快な文章で書かれて読みやすい文章でありながら、アホな事が書かれているのですが、本当に真正のアホでは理解出来ない単語が所々に出てくる点ですね。私自身も別段そこまで詳しい訳ではないので、細かい事は分からないにしても、そんな人いたけれど、そこで持ってくる?と思わず読んでいて、爆笑をしてしまいました。
上記、みうらじゅん先生の別作品となりますが、若い頃の自伝エッセイとなりますので、これを読んでいなくても充分に楽しめる作品となっているのですが、読んでおくと、事前の知識として本書を楽しめる幅が広がる事は間違いない作品となっています。
自分の中では何故か中島らも先生とみうらじゅん先生が被ってしまうのですが、何故だろう?と考えてみると、どちらも本を書いてはいるのですが、本職は何か?と聞かれるとよく分からない人。と言うのが重なっているのかもしれません。自分自身も、そんなよく分からない人になりたいな。と思う今日この頃ですが、恐らくはすでになっていると思います。
単行本で読みましたが、下に配置をしているのは、文庫版になります。文庫版では、阿川佐和子さんとのスペシャルエロエロ対談も収録をされている!と言う事で、単行本で読んで、ちょっと損した気持ちになりました。
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