韓国でヘイト問題の研究者として、また差別禁止法制定を目指す活動家として奔走するホン・ソンスの著作を完全日本語訳。 ヘイトスピーチとはなにか、男性へのヘイトスピーチは成り立つのかといった基本から、ヘイトからジェノサイドへ至る段階的特徴などを解説。「ヘイトスピーチの入門書にして、ヘイトをなくすための決定版」と言える一冊。 カバー挿画は、韓流ドラマ『ミョヌラギ』の原作者、ス・シンジさんによるイラストで、平易な文章とあいまって、高校生・大学生にも親しみやすくなっている。
韓国が事例の中心となっているので難しい
ケーススタディとして日本の部分も紹介をされているのですが、基本的には著者が韓国人である事から、韓国中心となっているので、その部分が厄介な書籍ではありましたね。韓国で行われている大きな事件であれば、日本にいてもニュースとして報道をされる事も多いと思いますが、韓国で行われているヘイト事件については、流石に日本のニュースで取り上げられる事は少ないですからね。
ただ、それでも勉強になる点は多かったですね。みそ女なる言葉が韓国ではあるみたいですが、要するに奢って貰って当たり前と思っている女性の事になります。これは日本でもいますし、私自身も男性になりますので、そうした女性に対して、あまり良い感情は決してないですよね。でも、だからと言って、女は奢って貰って当たり前だと思っているだろう。と言う発言をしてしまうと、その奥にある女性蔑視へと繋がってしまう入口となるので、要注意が必要となります。
男性が言うと角がたつので、女性に問題解決を求めたいですね。
トイレ問題が厄介だ
一括りで申し訳ないのですが、LGTB問題ですが、これってトイレ問題が厄介ですよね。肉体は男性でも心は女性。と言う人の場合には、男子トイレにも入りたくないでしょうし、男性としても、入って貰いたくないですし、女性も同じでしょう。
もうトイレについては、これまでの男女を分けた公衆トイレと言うのは廃止をして、別個のトイレをズラッと並べる形にしないと解決をしないのではないでしょうか?もうそれしか個人的には思い浮かばないですね。そうなると公衆トイレを全て改築工事をする必要がありますが、もうしょうがない。と言う事で、改築工事をして頂いた方が良いかもしれませんね。
また、本書では著者も吐露されているのですが、肝心な韓国自体では、こうしたヘイトに対して罰する法案が遅れています。事例の多くに、日本でのいわゆる嫌韓デモが取り上げられているのですが、韓国でも反日デモが行われていて、韓国在住の日本人が恐怖に直面をしている事も多いと思いますので、その点を韓国は速やかに改善をして頂きたいですね。
最後に、『いきする本だな』と言うシリーズ作品の第一作として本書が作られたみたいですが、今後注目をしたいシリーズですね。社会問題にガンガムと切り込んでいく書籍。と言う事で、個人的にも興味があるので、これからも定期的に発刊をして頂きたいです。
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