教養としてのミイラ図鑑: 世界一奇妙な「永遠の命」

教養としてのミイラ図鑑: 世界一奇妙な「永遠の命」

教養としてのミイラ図鑑: 世界一奇妙な「永遠の命」

内容紹介
「死」を「永遠の命」として形にしたミイラ。いま、エジプトはもちろん世界各地で、数多くのミイラが発見されており、かつミイラの研究も進んでいる。実は知っているようで知らないミイラの最新の研究結果とこれまでにないインパクトのあるビジュアルで見せたのが本書。高齢化社会の日本ではいま、「死」は誰にとっても身近にして考えざるを得ないこと。「死」を永遠の命の形として表したミイラは私たちに何を語りかけてくるのか? 人気の仏教学者の佐々木閑氏、博物館学者の宮瀧交二氏、文化人類学に精通する著述家田中真知氏の監修と解説とコラムで展開する唯一無二の「中学生から大人まで」楽しめるミイラ学本。

内容(「BOOK」データベースより)
守り神、即身仏、骨董品、見世物、万能薬…果てはミイラ売りまでミイラの運命でたどる「人類史」と現代に甦る「死生観」とは。

著者について
佐々木閑 (ささき・しずか)
仏教学者。京都大学工学部および文学部哲学科卒。文学部大学院博士過程からカリフォルニア大学バークレー校に留学。現在、花園大学教授。専門はインド仏教史、仏教哲学。著書に『大乗仏教―ブッダの教えはどこへ向かうのか』(NHK出版)、『ネットカルマ 邪悪なバーチャル世界からの脱出』(KADOKAWA)など。
宮瀧交二 (みやたき・こうじ)
博物館学者。大東文化大学文学部教授。学術博士。埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。大東文化大学のほか東京大学、東京女子大学、早稲田大学等で博物館学を講義。論文「博物館展示の記録化について」(『博物館研究』47-7)により、日本博物館協会・平成25年度棚橋賞を受賞。監修に『元号と日本人――元号の付いた事件・出来事でたどる日本の歴史』(プレジデント社)など。
田中真知 (たなか・まち)
作家。翻訳家。慶應技術大学経済学部卒。1990年から1997年までエジプト在住。著書に『アフリカ旅物語』(凱風社)、『ある夜、ピラミッドで』『孤独な鳥はやさしく歌う』(旅行人)、『へんな毒、すごい毒』(技術評論社)。

気になって仕方がなかった書籍、読んで納得

本屋に良くいくのですが、前々から気にはなっていたのですが、中々購入には至りませんでした。何故ならお値段が写真集形式となるのですが、仕方がないのですが高いから。何とならんか?と中古で探したりもしたのですが、図書館にありました。皆さんも可能な限り活用をしましょう。でも図書館ばかりで利用をしていると、売れなくなり、誰も買わない形になりますので、要注意。

さて、書籍の内容ですが、言われてみたら当たり前の話になるのですが、改めて認識をしました。

ミイラと言えば、エジプト。と言う形になりますが、権力の象徴ですよね?でも、エジプトって、一般の人もミイラになっていたみたいです。装飾品とかで権力の差がどうしても出てしまいますが、ミイラにする事自体は文化だったみたいです。

また、ミイラに関しては、そんなに頑張る必要もなく土地柄としてミイラになってしまうケースもあり、以外と敷居が低い国もあったみたいです。要するに、そこまで特別な事ではなかった。と言う感じですね。イタリアとか死んでも空いている場所がねーから、放っておいたら、ミイラになってた。とか、意外と雑な扱いのミイラもいたみたいです。

勿論、知らなかった事も多数となっていました。それはミイラを××として××していた。とかですね。おい、まじかよ?と今の人間の価値観だったら、思うのは間違いないと思います。

日本のミイラは即身仏

日本の場合には、かなり早い段階から、気候の関係上燃やす事が文化となり、燃やすからには、遺体がない状態で故人を偲ぶ。と言う文化が自然である事になりましたが、そこで即身仏登場。レアだからこそ与える強烈なインパクトだけではなく、自分の意思で即身仏になる為に断食に近い形の食事制限を自らに課してからの即身仏。となりますので、これは拝まずにはいられない。と言う訳ですね。

ミイラに対する価値観としては、個人的には、まずは気候があったのかな?と思います。この後は死生観にもなるかと思いますが、気候から文化が生まれて、そこから、それぞれの地域での死生観が生まれて、亡くなった人を、どう扱うか?こう言う形に派生をしたのではないか?と思いますが、違うのかな?

取りあえず、読めて良かったです。読み終えて非常に満足度の高い書籍でした。読む機会がありましたら、是非とも読んで下さい。

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