●天才デジタル相が現時点で語る、これからの未来のことと、そのために私たちができること
・デジタル化、ネットワーク化が進む一方、SDGsのような地球規模の課題がある現在、オードリーさんが考える未来と、それに向けて私たちができることをまとめました。
・まったく新しい世の中が訪れようとする今、オードリーさんの言葉は「誰一人取り残さない」世の中のためのメッセージがつまった1冊になっています。
・これからの世界を知りたい方、今後の社会で何をすべきかを考えたい方は必見です。目次
【第1章】デジタルで世界はどう変わっていくか
・デジタルの向こうにあるもの
・デジタルは、人と人をつなぐのがコアバリュー
・「リモート」から「共通の場所」の時代へ
・デジタルのある世界では、誰もがメディアの一員
・自分はメディアであり、プラットフォームである
・インターネット上のコメント欄の設計も、大切な政治の一つ
・心得は「ガラスのハート」にならないこと
・AI は「Assistive lnte=igence (補助的知能)」か 「AuthoritarianInteligence(権威的知能)」か
・AIと付き合っていくために
・デジタルは社会をどう変えるか?
・台湾の「デジタル民主主義」
・選択権を市民に委ねてこそ、民主的だと言える
・台湾政府内で推進した「デジタルトランスフォーメーション(DX)」
・3つのFーー「Fast(速さ)」「Fair(公平さ)」「Fun(楽しさ)」
・市民には、政府に個人情報を監視されているかどうか、確認する権利がある
・日本のDX「2025年の崖」をどう乗り越えるか
・デジタルが分断を加速させる?
・主流しかない世界は恐ろしい
・大切なのは、社会の一人ひとりが「素養」を持つこと
・警笛を鳴らす人
・16歳で出合った「ハッカー精神」
・デジタルによって世界中がオープンになり、連携していける【第2章】これからの「社会」の形を考えるーー「ソーシャルイノベーション」を通じて、皆が参加できる社会へ
・「ソーシャルイノベーション」とは何か
・「ソーシャルイノベーション」で世界になかった概念を生み出す
・誰でもアイデアを出せる〈総統杯ハッカソン〉
・皆の社会参加が不可欠
・自分一人で解決しようとしても永遠に一部分しか解決できない
・台湾を変えた〈ひまわり学生運動〉
・〈g0v〉に参加するシビックハッカーたち
・台湾で「ソーシャルイノベーション」に取り組む若者たち
・イノベーションに必要なのは「これまで見たことがないもの」を受け入れること
・「ソーシャルイノベーション」を支える在り方・コミュニケーション
・協業するためのコミュニケーションスキル
・アイディアを短い言葉で表現する
・意見の合わない人とどう付き合うか
・公衆のなかでは、事実を共有することが大事・携帯電話があれば誰でも社会に参加できる
・「私が投票しなかったら落選していたかもしれない! 」
・社会を変えるのは「投票」だけではない
・誰も取り残さない社会をつくる
・「ソーシャルイノベーション」は地方にこそ必要
・オープンにすればする・ほど、政府と市民が近づく
・言論や報道の自由と、フェイクニュースの問題
・自分自身をオープンにする【第3章】世界と私たちの未来
・世界が連帯して未来を創る時代
・誰も取り残さない「インクルーシブ」という考え方
・「〈SDGs〉は本当に達成できるか?」への答え
・〈GDP〉も大事、でもその他も大事
・〈SDGs〉を語る時、〈GDP〉はその一つの項目でしかない
・社会や環境の破壊は、経済損失よりも大きな痛手である
・私たちは何かを手放さなければ〈SDGs〉を達成できない?
・〈SDGs〉は世界共通の価値観
・ソーシャルイノベーションで広げる
・SDGsに必要な素養とは?
・インクルーシブな社会に必須の「オープンガバメント」
・多様性を持つ人々が政策制定に参加するために
・公共サービス手続きのデジタル化よりも大切な理由
・「オープンガバメント」で世界と連帯する
・〈限界費用〉がゼロに近づいていく
・100年後の世界のためにできること
・私たちが世界規模の問題に向き合う時、どのように歩みを揃えるべきか【第4章】これからの未来を創る皆さんへ
オードリー・タンさんは凄く良い人
訳者である近藤さんの訳のせいも多少はあるのかもしれませんが、全体的な文章として包み込むような優しさが溢れている書籍となっていますが、まずは注意点。私個人としては、未来はこうなる!と言う事が中心として書かれているのかな?と成田祐輔さんの本を読んだ後もあってか、余計にそ考えてしまったのですが、主に書かれているのは、台湾で行われた行政改革などで、主としては、現在進行形の話とそこに至った過去の経緯となります。
全体を通していえるのは、一人当たりのGDPで、まだ台湾には日本は抜かれていなんでしたっけ?仮にそうだとしても、時間の問題ですかね。韓国にはすでに抜かれていて、中国人の平均の金銭的な一人当たりのGDPと言う事で言えば、そうそう簡単には抜かれないでしょうが、中国の場合には、農村であれば、ケガとか病気に備える程度の資金は必要かもしれませんが、農村部では自給自足が可能ですからね。日本ではあまり、もうない風景です。
台湾自体は選挙の民主主義と言うのは割と最近で、それを実行したのが、李登輝になるのですが、だからこそ民主主義と言うものを大事にしてくれているし、大事にしよう。と言う気持ちがまだまだ強く残っていますし、先行して民主主義を行っていた国の悪い部分を除去して行っている強かさを持ち合わせているのが強く印象として残りました。
オードリー・タンさん自身は、まー、平たく言えば、天才。そして行政としての高い地位にいて世の中を変える為の施策を行う事が出来るポジション。かつシンプルに利他的で良い人。三拍子揃っています。残念ながら、日本の政治家でこの三拍子が揃っている人がいるか?と言われたら、思い当たらないですね。我が国は中世ですから、誰々の息子とか、そうしたのを重視していて、能力などは見ていないですし、明らかに不正が行われていても、証拠がないしー。とアホな事を言っておしまいにしていますし、テレビが壊れて久しいのですが、未だに統一教会と自民党の事をやっているのかな?と思いますが、そんな昔からの公然の当たり前の事実を知らなかった。騙されたから、自分は悪くないよね?次も自民党に入れるけれど。と、統一教会抜きにしても、創価学会とタッグを組んでいるのを政権与党んして、年々貧しくなっていくのを、自分の投票行動のせいには、一切しなく、他人のせいに全部しているので、成長をする訳がないんですよね。
本書の核となる部分としては、オープン&シェアになりますが、日本の現在の与党にそれが出来ると思いますか?思わないですよね?それが出来そうな可能性があるかもしれない政党に投票をしますか?どうせ大半の人がしないですよね?不明を謝す事もなく、民主主義の根幹の一つである情報開示を国民が求めないのであれば、それは国民の衰退であり、国家の衰退になるに決まっているんですよね。
台湾の方には、これからもオードリー・タンさんのような方を選び続けて、国家として正しい道を歩んで貰いたいと思います。沈みゆく国で、別に子供がいる訳でもないので、どうでも良いよ。壷支持者と壷政権で、完全に最後に残っていた日本の復活の可能性は消え失せたので、勿論、日本人ではありますが、最早、この国の大半の国民自体に、特に何も期待をしていない自分がいます。次の詐欺師にまた騙されるのを目に見えているのですが、また、騙されて同じ事を繰り返す喜劇を見せて貰えたらと思います。
まだ誰も見たことのない「未来」の話をしようを読んでみよう♪
- まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう(Amazon)
- まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう(DMMブックス)
- まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう(ebookjapan)
- オードリー・タン(ebookjapan)
コメントを残す