内容紹介
蘇我入鹿、新田義貞、石田三成、徳川慶喜……
日本史の流れを変えるターニングポイントで敗れた物や家族は、その後、どうなったのか?
しぶとく生きのびた者、意外にも出世した者、いつの間にか消えていった者、
そして現代まで続いている者……敗者がたどった、知られざるもうひとつの日本史。「平家にあらずんば人にあらず」。
そう言った平時忠がちゃっかり生きのびた!
滅びたのは一部の系統のみ!
頼家、実朝兄弟の悲劇と「源氏」のその後
足利尊氏に敗れた後醍醐天皇の皇子たち。その数奇な運命を追う
あの石田三成の子孫が生きのび、江戸時代に大名になったという摩訶不思議
朝敵になった皇族「輪王寺宮」。その後の波乱万丈すぎる生涯
30年以上の諸国を放浪したのち大名に返り咲いた小笠原氏の執念
信長の追跡を逃れ、豊臣秀頼の弓矢の師範となっていた六角義治
じつは京都に戻り大名になっていた! 足利義昭の意外な後半生
真田幸村の子どもは父と激闘をくり広げた伊達政宗にかくまわれていた
天武天皇に敗れた大友皇子の子が、そのまま皇室に残って重鎮となっていた!
将軍を辞めた徳川慶喜は、維新後に将軍時代より官位が上がっていた!
会津の悲劇「白虎隊」。その生き残りが海軍大将にまで出世!
応仁の乱で争った山名氏と細川氏の存在感が薄くなったワケ
天敵の「北城」に2度までも滅ぼされた相模の雄・三浦一族の悲劇
家康に保護されるも静かに消えていった超名門・武田家の名跡
勝ち組だった12万石の大名・里見家のさみしすぎる最期
大活躍したはずの「賤ヶ岳七本槍」。その後は1勝6敗の負け組だった!
源頼義、義家に滅ぼされた安倍氏の子孫は、なんと総理大臣!
謀反人・明智光秀の子孫は、あの人気ラジオDJだった!
日本の偉人の代表格・坂本龍馬の子孫は、現在、どこで何をしている?
大河ドラマの主役「西郷どん」の子孫は陶芸家になっていた!……など収録多数!
内容(「BOOK」データベースより)
蘇我入鹿、新田義貞、石田三成、徳川慶喜…日本史の流れを変えるターニングポイントで敗れた者や家族は、その後、どうなったのか?しぶとく生きのびた者、意外にも出世した者、いつの間にか消えていった者、そして現代にまで続いている者…敗者がたどった、知られざるもうひとつの日本史。著者について
1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学院修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授。1992年、『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。主な著書に『現代語訳 武士道』(ちくま新書)、『武士道の名著 日本人の精神史』(中公新書)、『忠臣蔵の決算書』(新潮新書)、『歴史をつかむ技法』(新潮新書)、『東大流よみなおし日本史講義』(PHP研究所)、監修に『浮世絵でわかる! 江戸っ子の二十四時間』(青春出版社)、『「その後」のお殿様』(実業之日本社)などがある。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本/博文
歴史学者(日本近世史)。1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
まず、コンパクトサイズの書籍となっている点、そして構成的にすぐに読める分量でまとまっているのが良かったですね。飽きが来ないで次々と読める構成となっています。
こうしたテーマの書籍自体は特段珍しくはないのかもしれませんが、自分としては始めて読んだので、知らない事が多かったですね。個人的には戦国時代の武将の中で、山中鹿之助は結構好きなキャラクターになりますので、その子孫が三和銀行を作って、今は三菱UFJ銀行と言う形で生き続けている。と言うのが一番の驚きでした。
歴史は基本的には勝者を中心に据えて描かれるので、敗者のその後、と言う点は、あまりスポットが当たらないと思います。上述をしているように、テーマとして斬新ではないと思いますが、こうしたテーマの書籍を読んだ事がなく、かつサクッと読みたいと考えている人にはピッタリだと思います。あまりネタバレをさせてしまうと悪いので、この辺りで締めておきたいと思いますが、結構お薦め度としては高めの書籍となります。全部ではないのですが、知らない事だらけでした。
徳川慶喜が幕府解体の後に、実は偉くなっていた。と言うのは、まー、知っていましたね。その裏として、こう言う事があった!と言うのに興味がある方は、以下辺りを見て下さい。
BookLiveで読めます!
こちらの作品はBookLiveと言う電子書籍サイトで読む事が可能です。初回入会の際に、半額クーポンを貰えたりします。また電子書籍に慣れていない人でも入会前に試し読み機能を使う事は可能となりますので、取り合えず、サクッと自分にマッチをしているかどうかを試してみるのが良いと思います。
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