社会という荒野を生きる(宮台真司)

社会という荒野を生きる
社会という荒野を生きる

この一冊でニュースの読み方が変わる!
正々堂々と生きる「価値基準」を持つことができる!
社会学者・宮台真司が、旬のニュースや事件にフォーカスし、この社会の〝問題の本質〟を解き明かした名著が新書版で誕生。

「明日は我が身の時代」に社会という荒野を生き抜く智恵を指南する!
天皇と安倍総理、議会制民主主義、ブラック企業、感情の劣化とAI、性愛不全のカップルたち、承認欲求が肥大化した現代人のゆくえetc.
我々が生きるこの社会はどこへ向かっているのか?
脆弱になっていく国家で、空洞化する社会で、生きづらさを抱える人が溢れるこの時代に、「明日は我が身」を生き抜くヒントが満載。

目次
はじめに◉「社会という荒野を生きる。」とは何か

第一章◉なぜ安倍政権の暴走は止まらないのか
——対米ケツ舐め路線と愚昧な歴史観
天皇皇后両陛下がパラオ訪問に際し、安倍総理に伝えたかったこと
安倍総理が語る「国際協調主義に基づく積極的平和主義」の意味とは
戦後70年「安倍談話」に通じる中曽根元総理の無知蒙昧ぶりとは
盛り上がった安保法制反対デモと、議会制民主主義のゆくえ
安保法案の強行採決に見られる日本の民主主義の問題点とは

第二章◉脆弱になっていく国家・日本の構造とは
———感情が劣化したクソ保守とクソ左翼の大罪
なぜ三島由紀夫は愛国教育を徹底的に否定したのか
「沖縄本土復帰」の本当の常識と「沖縄基地問題」の本質とは
大震災後の復興過程で露わになった日本社会の「排除の構造」とは
除染土処理の「中間貯蔵施設」建設計画はすでに破綻している!?
なぜ自民党はテレ朝・NHKの放送番組に突然介入してきたのか
憲法学の大家・奥平康弘先生から学んだ「憲法とは何か」について
広島・長崎原爆投下から70年と川内原発再稼働の偶然性とは

第三章◉空洞化する社会で人はどこへ行くのか
———中間集団の消失と承認欲求のゆくえ
ISILのような非合法テロ組織に、なぜ世界中から人が集まるのか
ドローン少年の逮捕とネット配信に夢中になる人たちの欲望とは
元少年Aの手記『絶歌』の出版はいったい何が問題なのか
地下鉄サリン事件から20年。1995年が暗示していたこととは
「お猿のシャーロット騒動」と日本のインチキ忖度社会とは
戦後日本を代表する思想家・鶴見俊輔氏が残したものとは何か

第四章◉「明日は我が身」の時代を生き残るために
———性愛、仕事、教育で何を守り、何を捨てるのか
なぜ日本では夫婦のセックスレスが増加し続けているのか
労働者を使い尽くすブラック企業はなぜなくならないのか
「仕事よりプライベート優先」の新入社員が増えたのはなぜか
「すべての女性が輝く社会づくり」は政府の暇つぶし政策なのか
ISILの処刑映像をあなたは子供に見せられますか
青山学院大学学園祭の「ヘビメタ禁止」騒動は何が問題だったのか
「ベビーカーでの電車内乗車」に、なぜ女性は男性より厳しい目を向けるのか

宮台真司先生、退院おめでとうございます!

まずは警察のやる気のなさに敬意を感じるレベルですね。宮台真司先生が襲撃をされて、防犯カメラにも犯人の顔が写っているのは公開をされていますが、ハロウィンの時のように、素早く防犯カメラで追跡をしながらやれば、すぐに逮捕が可能だろうに、やる気がねー。と言う感じの印象を受けます。

さて、本作品自体は時事問題を扱っているので、読むタイミングを選ぶ作品となっているのですが、ある程度は普遍性も交えて書かれているのと、主に対談形式での形で構成をされているので、内容として、具体的に言えば、宮台真司先生の発する単語の中には難しい単語も含まれているのですが、読む分としての時間を考えると、そこまでの時をかけずに読み終える事が出来る作品となっていると思います。

個人的に、一番注目をしたのが、社会の空洞化ですね。家族と会社しかよるべき場所である、コミュニティがない人は、仕事を失ったら?当然、家庭もおかしくなります。そうなったら?死にます。と言う事で、現実的にコロナで仕事を失った方で自殺をされた方も多いと思います。

これについては、別の角度で、また違う意味合いにもなると思いますが、内田樹先生が、コモンの再生を唱えています。コモンの再生とは何か?については、各自で内田樹先生の書籍を読んで下さい。となるのですが、個人的には、非常に親和性が高い部分になると思います。

幸いにも、個人的な話としては、家庭と言うよりも、家族と言う点では、崩壊をしており、仕事の面でも順調ではないけれど、まー、何となくやっている感じとなっていて、後は地域ですが、マンションに住んでいますが、下と隣がいかれていますが、一応は理事会に入っていたお陰で、気に掛けてくれている方は若干名、近所にはいます。その他のコミュニティについても小人数ではありますが、持っているので、それで何とかなっているので、仮に仕事がなくなっても、自殺。と言う選択肢はないですかね。
家族と職場以外のコミュニティを持たない人については、本当に要注意だな。と改めて、こちらの書籍を読んで、現実問題とリンクをさせて痛感させていただきましたね。

何はともあれ、宮台真司先生、襲撃を見事に護身術で切り抜けて、さらには、思っていたよりも早くに退院おめでとうございます!襲撃を受けて、これは読まねば!と思い、本書を手に取り、ダラダラと読み始めた所、先に宮台真司先生が退院をされてしまいました。

社会という荒野を生きる(宮台真司)を読んでみよう♪

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