内容紹介
加治将一の「禁断の歴史シリーズ」がコンパクトな新書判で登場!
ベストセラー『龍馬の黒幕』『幕末 維新の暗号』『幕末 戦慄の絆』『西郷の貌』のエッセンスを凝縮し
新たな知見も大幅に加筆して、明治維新の闇〝天皇すり替え〟の真相を暴く。
14世紀の南北朝対立以来、正統とされてきた北朝を、明治政府は覆す。それはなぜなのか?
実は、西郷隆盛、大久保利通、勝海舟、坂本龍馬、伊藤博文ら幕末の志士たちは
すべて南朝天皇崇拝者だった。そして明治新政府を樹立した倒幕勢力が実行したこととは……?
100点に上る写真で、日本史最大の偽装劇を解き明かす。著者について
加治将一 (かじ・まさかず)
1948年、札幌市生まれ。アメリカでビジネスを手がけ、帰国後、執筆活動に入る。
『あやつられた龍馬』(『龍馬の黒幕』に改題)に始まる 「禁断の歴史シリーズ」(小社刊) では
『舞い降りた天皇』『幕末 維新の暗号』『失われたミカドの秘紋』『陰謀の天皇金貨』『幕末 戦慄の絆』『西郷の貌』と
次々に話題作を発表する。歴史をテーマにした講演も好評。
初監督作品「龍馬裁判」(2017年公開)が大反響を呼んだ。
君の瞳に乾杯
これまでの著者である加治将一先生の総集編の色合いが強い作品でしたね。ちょいちょい資料として写真などが掲載をされているのですが、もうちょっと区切りの良い場面で出して頂ければ、もう少し読みやすかったと思います。これまで、先生の作品を大概は読んでいますので、改めて知る事になった知識と言う部分は正直薄いです。
ただし、この辺りは読んだ事がない人であれば、ここからスタートをして、これまでの著作を読んでいく必要があるので、それなりに大変な労力になるかと思いますが、この著作で言いたい事は恐らくは南朝革命についてだと思います。それはタイトル通りですかね。その為、南朝革命について知りたい人の場合には、これ一冊で足りると思います。
今回、始めて知ったのは、ユーロの母と呼ばれている日本人の女性、そしてその子供と嫁の話が映画、カサブランカのモデルになっていた事です。ユーロ設立に日本人女性の存在があった事自体は前から知っていたのですが、実際に奔走をした息子と嫁の話がカサブランカのモデルになっている事は知りませんでした。
私は30後半となっていて、カサブランカ自体は見た事がありませんが、「君の瞳に乾杯」と言う、有名過ぎるフレーズは知っていて、映画の中で登場をしている台詞だと言う事は知っているのですが、これって、今どきの20代前半の子とか知らない可能性が高い気持ちがしますね。別に知らなくても問題はないのですが、自分と同じ世代、この台詞を知らない人は、多分いないです。カサブランカに出てくる台詞かどうかまでは知っている人は割合としては少ないかもしれませんね。
このカサブランカの話が出てくる理由としてはフリーメーソンの話からです。取り扱われているフリーメーソンの話としては、極めて平穏なものとなっていて、ワクワクするような陰謀論には繋がっていない為、個人的には多少の嘘は入っていても良いからワクワクしたいぜよ。と言う感情を満足させてはくれませんでしたが、バランスが取れていて良いと思います。
最近は関君が頑張り過ぎて、フリーメーソン側がマジ切れをしているらしく、何をそんなに本気で怒っているんだ?と思える位の硬派な反論本も登場をしていますね。
夢も希望もなかったぜ。
→倒幕の南朝革命 明治天皇すり替え ヴィジュアル増補版 幕末 維新の暗号(アマゾン)
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