『東海道中膝栗毛』ってゲスな話だったんだね

『東海道中膝栗毛』ってゲスな話だっただね
『東海道中膝栗毛』ってゲスな話だっただね

江戸で借金ふみたおし、お伊勢さんまで厄払い。花も嵐もふみたおし、自由気ままに歩きます―。意地は悪いが愛らしい、そんなキャラクターを輩出して天下一の土田よしこが奔放に描く、弥次さん喜多さん男ふたりの珍道中。江戸の笑いと息遣いを存分にお楽しみください。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

『東海道中膝栗毛』ってゲスな話

『東海道中膝栗毛』、聞いた事がある人も多いと思います。作者は十返舎一九と言うのも知っている人も多いと思います。大まかな話として、弥次さんと喜多さんが伊勢参りを目指す途中の珍道中。と言う事位までは、受験で覚えた人も多いでしょう。かく言う私自身もその一人で、『東海道中膝栗毛』については、そこまでの知識でした。

今回はマンガ日本の古典シリーズと言う事で、文字だけで読むよりも、漫画で読んだ方が、当時の風景なども分かりやすいかな?と思いましたし、こちらのシリーズは地元の図書館でも置いてありますので、借りて読ませて頂きました。皆さんも地元の自治体の図書館については、是非とも有効的に利用をしてみて下さい。

さて。肝心な『東海道中膝栗毛』のお話ですが、ゲスい話にまみれていますね。男性二人の長旅。と言う事になりますので、そうなるであろう。と言う事は分かるのですが、漫画で表現をされている関係上、ぼかされている部分や割愛をされている部分も多くなっていると思いますが、原本ではガッツリと書かれているのでしょうか?

道中、騒動に巻き込まれたりする話もあるのですが、多くを占めているのが、女性に纏わる話となります。『飯盛女』と聞いて分かる人はどれ位いるんでしょうか?私は何かで知りましたね。その何かが、思い出せない。水木しげる先生の漫画だったか?今回の『東海道中膝栗毛』では扱われている『飯盛女』については、宿で働いている女中さんの事で、全員がそうではありませんが、私娼と言う扱いですね。幕府も認めた、多少現代風に言えば赤線地帯とは別に、認められてはいないのですが、黙認をされていた状態です。

何かで読んだ時には、昭和の時代には飲み屋でも、こうした私娼が当たり前のように居た。と言う話を知って、ちょっと世代ではないので驚きましたね。

旅の道中。昔な訳ですから、伊勢参りは時間が当然係る訳です。基本的には毎日宿に泊まるのですが、弥次さんと喜多さんが見た目の良い若い『飯盛女』を取り合う。と言う醜悪なシーン非常に多いですね。そうではない場合でも、寝込みを襲うも、間違えて年寄りの女性をつかんでしまう。と言う失敗談。これを江戸時代の人は、腹を抱えて笑い込んだ訳ですね。

一生に一度の伊勢参り

人生一度は伊勢参り。と言う事で、江戸時代の人々は皆で少しずつ金を工面で、旅行費として村の中から一人をちょこちょこと行かせた。と言う話を聞いた事がありますし、この伊勢参り。すぐ近くには遊郭があります。煩悩を払ってから神様にお参りに行く。と言う建前となっているのですが、面白いですよね。

東松山の伝説と夜話でしたかな?覚えていないのですが、一度伊勢参りをした男性が、遊郭に立ち寄り、その時の事を思い出しては伊勢の方を向いて、ボーッとしていた。と言う話が何かで掲載をしているのを思いだしたましたね。ちなみに、伊勢の近くの遊郭は『古一』と言う名称になります。

結局は今回紹介をしている『東海道中膝栗毛―マンガ日本の古典〈29〉』では、片道道中のみとなっていて、復路については描かれていません。その為、これだけで『東海道中膝栗毛』の全てが分かった訳ではないのですが、同じような感じではないのでしょうか?結局は弥次さんと喜多さんですからね。どこか憎めないけれども、品行方正とはほど遠い。でも、当時の人としては、こんなもんだったんだろう。と思えます。

作画は土田よしこ

土田よしこ先生と聞いても、ちょっと何も思い浮かばないのですが、調べてみたら、『つる姫じゃーっ!』の作者さんなんですね。読んだ事はありませんが、絵柄とタイトルをセットで見てみると、あー!なんか知っている。と言う位でした。恐らくですが、テレビ埼玉辺りで再放送をされていたのを、子供の頃に見た事があるのかもしれません。覚えている方。好きだった方からしてみたら、アニメのオープニングとか、懐かしいのではないでしょうか?

つる姫じゃ~っ!OP はちゃめちゃ姫(かまいたち)

こちらの作者の絵柄もあり、今回読んだ、『東海道中膝栗毛』については、しょうもない事が多いのですが、弥次さんと喜多さんがどこか憎めない形になります。どちらも本当に悪人と言う事もないので、文字だけで読んでも恐らくは憎めないキャラクターになっているのかな?と思いますが、絵柄でより一層、どうしようも二人だけれど、助けてやれる範囲で助けてやるか。となりますね。

物凄くお勧めできる作品。と言う程でもないのですが、タイトルだけは知っているけれども、話については、ほとんど分からない。と言う、言われてみるとモヤモヤする。と言う感覚が読んでおく事で、スッキリとする事が出来ます。そうした人向けですね。

実際に絵柄なりがあった方が、状況も理解をしやすいと思いますが、古典と言う事もありまして、ラジオドラマと言う事で、動画で耳で楽しむ事が出来ます。

十返舎一九「東海道中膝栗毛 小田原の宿 」(ラジオドラマ)

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