ドン・キホーテって、こう言う作品だったんだ

ドン・キホーテ

ドン・キホーテ

内容紹介
はじめての近代小説を漫画化!
騎士道物語の読み過ぎで妄想に陥った農民のアロンソ・キハーダ老人は、みずからを伝説の騎士と思い込み、痩せ馬のロシナンテと従者サンチョ・パンサを引きつれ、家族や友人の心配をよそに冒険の旅に出る……。
自意識や人間の成長などそれまでになかった「個」の視点を物語に盛り込み、「はじめての近代小説」ともいわれる16世紀の傑作を漫画化!
内容(「BOOK」データベースより)
騎士道物語の読み過ぎで妄想に陥った農民のアロンソ・キハーダ老人は、みずからを伝説の騎士と思い込み、痩せ馬のロシナンテと従者サンチョ・パンサを引きつれ、家族や友人の心配をよそに冒険の旅に出る…。自意識や人間の成長などそれまでになかった「個」の視点を物語に盛り込み、「はじめての近代小説」ともいわれる17世紀の傑作を漫画化。

呆けた老人の話ではなかった

聞いていた話だけでは、言葉選ばないで言えば、狂った爺様が風車の突撃をする話。と言う事だけは聞いていたのですが、どうしてそこに至ったのか、その後、どうなってしまったのか?そうした話は全く知りませんでしたので、読んでみて良かったですね。

と言いましても、小説ではなく、漫画となります。同じ出版社から出ている作品は多数あるのですが、図書館で借りたのは以下に並べていて、こちらも図書館で借りました。キンドルなんかでも読んでいて、そちらは物としてはありませんので、写真撮影はしていません。

まんがで読破シリーズを軽く読んでみた

キハーダ爺様の大冒険

結末とかは控えておきたいと思いますが、本名、アロンソ・キハーダと言う名前の爺様がナイトに憧れて、遅咲きの狂い咲きが描かれている作品でした。元々は頭の良い方になりますので、恐らくはこれまでの人生、地道に生きてきた反動で、死ぬ前に一花咲かせたい。と言う気持ちがあったのでしょうね。

終わり方としても、きちんとまとまっている形になっていて、個人的には読んで良かったと思える内容でした。漫画になりますので、漫画を読み慣れている人であれば、一時間程度で読み終わるボリュームとなりますし、太宰のように、死ぬしかない作品でもなければ、夏目や他の日本文学のように、考えさせる程の作品でもなく、至って気楽に読む事が出来る内容となっていました。

タイトルとしては知っているけれども、読んだ事はない。知名度の高い作品の内容をサクッと読む事が出来る、こちらの漫画で読破シリーズは自分の中では結構お気に入りです。ベニスの商人とかもKindleで読みましたね。

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