
吹く風が冷たくなり、雪の季節が近づいてきました。小さなハリネズミは、農場を歩きながら、いろいろな動物たちから雪景色の素晴らしさを聞かされます。ハリネズミは雪をみたいと願いますが、凍えるような夜がやってきて、自然と目がふさがってしまいます。ところが、その様子を農場の娘が見ていて、ハリネズミを暖かな家の中へ連れていきます。翌朝、目を覚ましたハリネズミが目にしたのは、見事な雪景色でした。それから毎日、ハリネズミは窓外の雪だるまや橇を見て過ごします。
視点が面白い作品でした
冬眠をしてしまう動物。ハリネズミのハリーに対して、冬眠をしない動物が、中々に嫌味ったらしく、お前の分まで冬を満喫してやるよ!と言う感じで声をかけてくるので、ハリーが冬眠しねーで冬を満喫してやるよ!と言う決意をしていく話です。
その飼い主になるのでしょうかね?姉妹作品となる『ぼうし』と言う作品があるみたいですが、そちらの作品は未読になります。リンク先はアマゾンに設定をしていますが、出版年月を見ると、大分時間が空いていますね。
でも、本当に、どうなるでしょうね?冬眠をする動物を暖かい場所に置いておいても、冬眠をするのでしょうか?考えた事もなかった視点で描かれている絵本になります。
子供が読んでも、充分に楽しめる作品になっているのですが、大人が読んでも、はっ!とさせられる視点の作品となっていて、個人的には好きですかね。ちょっと絵柄がリアルな部分もあって、この点が、うん?この絵柄で子供向けか?と少しだけ思いました。
世界傑作絵本シリーズに若干はまっている自分がいますね。色々とこれまでになかった視点を自分に与えてくれる形になっていて、読んでいて楽しいです。
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