ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか

ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか
ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか

内容(「BOOK」データベースより)

ウェブ上で話題沸騰のナチスを体験する授業を通じて、ファシズムの仕組みに迫る。ナチスの大衆動員の実態から、ヘイトスピーチなど身近な問題まで論じる、民主主義のための新たな入門講義。 –このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

田野/大輔
1970年生まれ。甲南大学文学部教授。専攻は歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

著者について
田野大輔(たの・だいすけ)
1970年生まれ。甲南大学文学部教授。専攻は歴史社会学。
著書に、『愛と欲望のナチズム』(講談社選書メチエ)、『魅惑する帝国――政治の美学化とナチズム』(名古屋大学出版会)ほか。

–このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

面白い。ナチス時代に行われた、国民を満足させる方法としていくつかあったのですが、バス旅行なんてものもあったんですね。そう言えば、総理や大臣が後援会の方々に格安でバス旅行を提供していましたね。ちゃんと見返りがあるから支持をするんですな。そうした媚薬をかがされながら、思考力を奪っていき、得をさせて連帯感を高めていく。これも一種の全体主義にはなるのかな?と考えてます。

本書の大部分は、著者が行った授業の概観であり、そこから感じた事が書かれているのですが、この授業をやれと言うのか?位に気をつけるべき点などが書かれています。一般的な読書の場合、注意点は特に不要なのですが、本書の言葉で言えば安全弁になるのですが、むしろそうした雰囲気を放たれると、安全弁を全て外した上でやってみたくなりますね。こうした事を書くから、ほら!見ろ!とと言う事で、クレームを言い出す人が出てしまうのですね。田野先生にはごめんなさいをしておきましょう。

ネトウヨ考察

ウヨさんについては昔から見ているのですが、初期のウヨさんと言うのは、まだスマホもない時代になりまして、パソコンが主戦場と言うか、それしかなかったので、根本的にキッズがいませんでしたね。本を読んでいる人も多かった印象で、高校の日本史の偏差値とかで言えば60は超えている。と言う印象がありましたし、別段自民党を熱心に指示をしている事はなかったと記憶にあります。

現実的に創価学会への批判も多く、惨敗しても良いから自民党は公明党と連立を解消して筋を通せ!と言う雰囲気でしたが、いつの間にか公明党の批判は一切なくなり、政権への文句を言わないで、野党はメディアの悪口だけを言う、雇われみたいな形になりましたね。無論、現役のウヨさんの中には、そうした政権をと二かく指示するだけの連中に対して、アベサポと呼んで、俺達ネトウヨを一緒にするな!と気勢を上げている人も少数はいるのですが、相対的に今のウヨさんは、自民党の犬になりましたね。

ここが凄く自分には大事な点で、自民党や連立を組んでいる公明党を容赦なく批判していたのがネトウヨの主流だった時代については、ここまで世間や知識人が日本がファシズムになってきている。と言う話をしなかったと思います。

ここ数年、凄い勢いで知識人の方が日本のファシズムに警戒をしているのですが、ウヨさんが権力迎合をしているからなんですよね。根底はそこにあるのかな?と思います。

日本学術会議の問題でも、壮絶なデマを飛ばして謝罪も何もしていない、それ所から秘書の不祥事を年単位で説明していない甘利ってカスがいるのですが、それ以外にも、まー、デマばかりでしたよね。ウヨさんが勝手に騒ぐレベルならまだしも、権力者やメディアに携わる人が積極的に政権擁護の為にデマを飛ばす。とか、もう完全に末期に近い状態かな?と思います。かろうじてデマである。と言う事が現状ではまだ言える状態ですが、本来的にデマを飛ばした連中に対して、叱責をするのが筋なのですが、日本に生まれて良かった。とか言っている連中はデマを飛ばした連中には黙りなんですよ。

デマ発信の反省もろくにしないのであれば、次に起こるのは、デマをデマだと言う人への弾圧なんですよ。これしかないのかな?と思いますが、どうなるのでしょうかね。

幸いにして、この問題については、総合的・俯瞰的に判断をした。と言う抽象的な言葉で納得をしていない人が7割いるのが救いではあるのですが、3割はもう何でも良いから支持する。と言う状態の裏返しなんですよね。後、2割をコロッと騙す事が出来たり、本書の中である団結などを提供すれば、行ける。と言う意味にもなります。

スタンフォード監獄実験、その外、三つの実験が紹介をされているのですが、知らなかった実験もありましたね。

現在では甲南大学でも、この授業は中止となっているのですが、もう一層の事、全国でやれば良いのにね。1つの大学でやっているから目立つのであって、全ての大学で同じスタイルで授業をやれば目立たないよ。

大嫌いだった中学の体育祭とか

全体主義を味わう。と言う事で、同じスタイルで同じ目的を共有して活動をする。そこで得られる高揚感。とかですね、私自身は大嫌いなんですよ。小学校はまだ自分と言う程の自我もなかった。高校は校則が下駄と政治活動の禁止だけで、細かい事は言われませんでした。大学なんて勿論、細かい事を言われないですね。サラリーマンをやっていた頃も、私服出勤可で1年目にサンダルにアロハで出社をしていました。

で、中学生だ。嫌だったなー。特に体育祭とか文化祭。あの応援と言うのがね、一番意味不明でしたね。なんなん?なんで、同じ団が競技をしていない状態で自分の団の応援をでかい声で言う必要があるの?まだね、競技中で、自分と同じ団の競技者に対して、もっと大きな声を出していこうぜ!なら心情的に理解も可能なのですが、競技していないんだぜ?出し物で父兄に見せる為のもので、物凄く苦痛でした。

なんか、こう自分の中で周りが熱くなってくると、あーーー。良し。ちょっと離れよう。と言う性格があるみたいです。自分の考えと違うな?と思ったら権力者(先生とかね)に反抗するのは大好きだったんですけどね。

作品としては、色々と勉強になりました。ナチスが何故、勢力を拡大したのか?色々な要因が重なっていったのですが、一つ一つを切り離さないで、包括的に説明をしてくれているのが良かったですね。

ヒトラーの写真集とか、当時のドイツ人は不細工だらけだったのか?と思えるのですが、最近もヒトラーが笑顔の写真で、独裁者だったけれども、こうした一面もあった。とか、当たり前でーだろ。と言う話をしている人がいるのですが、勝手に独裁者だったから子供を見ても、あら可愛い。とか思わなかった。と思っていたのでしょうかね?

自分達と同じ。と思わせるのが権力者が支持を集める基本中の基本で、そうしたゴミみたいなエピソードなんて権力者に求めていないです。

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