アイスランド 絶景と幸福の国へ

アイスランド 絶景と幸福の国へ
アイスランド 絶景と幸福の国へ

作家・椎名誠「最後のでっかい旅」

南米パタゴニアから北極圏まで、世界を旅した作家・椎名誠“最後のでっかい旅”の目的地は、北欧の島国アイスランドだった。
火山と氷河が織りなす大自然に目をみはり、怪物のような巨大鮫漁に同行。フィヨルドの恐怖的断崖におののきつつ、敬愛する作家ジュール・ヴェルヌの小説の聖地巡礼に胸躍らせる。
そして、厳しい土地でありながら、幸福度や女性の社会進出度ランキングの上位常連国に暮らす人々と語りあってわかった「幸せの国の現実」とは。
著者が撮影した写真も多数収録。
美しい島をめぐり、幸せについて考えた、今だからこそ読みたいアイスランド紀行。椎名誠の海外紀行ここに完結!

遠くを目指して旅に出よう友よ

シーナさん、シーナさん、よっほ!僕にとっての椎名誠はジーパンを掲げて馬で走っている人。当時、この人は何しているの?と兄貴に聞いたのかな?小説家。と言われてもピンと来ない状態でしたね。当時は本は漫画しか読まないぜ!と言う感じでしたし、小説家がモンゴルで馬に乗ってジーパンのCMに出るもんか?と言うのが多分自分が感じた感覚だったのだと思います。

それから幾年もの時間が過ぎて本屋で活字の書籍を買うようになり、本屋でも違うブースで時間を過ごす事が多くなった私に、認めざれを得ない事がおきました。確かに椎名誠は小説家らしい。と言う事を。あ、本書の感想の前に当時私が見ていたCM動画がありましたので、紹介を先にさせて頂きます。

いいなCM EDWIN 椎名誠

見出しに入れているのはその時の台詞ですね。格好いいじゃない、椎名誠。

アイスランドで幸福とは何かを考える

本書はアイスランドを舞台にした作品となっています。椎名誠作品としては、個人的にはこれが初めてになりますので、椎名誠がこれまでにどんな目線で、どれだけの作品を書いてきたのか?サッパリと分からない状態、つまりは完全にフレッシュな状態で読ませて頂いたのですが、集大成とも言える作品となっているので、読めば分かりますが、東南アジアを始め、南米にも行っていて、そうした憧憬を交えながらのアイスランド巡りとなっています。

舞台となっているアイスランドは人口が30万人。私自身が住んでいる埼玉県以下になりますし、なんでしたら良く行く熊谷市程度の人口となっています。住めるエリアも限られていて、野菜については育てる事が出来ない為に輸入に頼っている。そんな土地柄となりますが、恐らくはほとんどの人が知らないであろう事としては、軍隊がいない事ですね。そして警察官は拳銃を所持していない。要するに治安が良い。そうした背景もあり、世界で150ヶ国程度の集まりの中での幸福度ランキングでも常にトップテンの常連国となっています。日本は大体は50位前後となっていて、先進国のみを抽出すると、最低に近い部類の順位の常連ですね。

仕組みに人が合わせる日本

電子化社会と言うのだろうか、生活のおおくのありようがシステム化され、人々はその仕組みの中でそれぞれ指令された方向にコントロールされ、せわしなく緻密に動かされている印象をうける。

177ページ

これは日本だけに限った話ではないのかな?と思いますが、安冨歩先生の書籍でも書かれていましたね。人が便利になるようにシステム化をしていたはずが、いつの間にか人がシステムに合わせないといけなくなっている。電車とか仕方がない部分があるのかもしれませんが、完全にその典型例になっていますよね。

その他にも、幸せとは何か?椎名誠さんのケースでは、東南アジアの洗面器飯と言う表現をされていて、皆で手掴みでご飯を食べていて、それはそれで綺麗な食器を使っている訳でもないし、ご馳走と言う物ではないかもしれませんが、家族皆でワイワイと言いながらご飯を食べている風景で、それも幸せの一つの形。と言う事が書かれているのですが、それは同意出来ますね。個人的にはインドネシアのジャカルタの裏路上みたいな個所を散歩したのですが、各部屋は細長いであろう、集合住宅に出くわしました。

集合住宅の外観からも、意外と家の中には高額な電化製品があるとは思えないのですが、同じ世代が住居をしているのか?子供が多いんですよね。決して広くはない道で子供達が目一杯遊んでいて、それをバイクにまたがった、中学生?高校生?ぐらいの人が見守っていました。良い物は食っていないかもしれない。賃金としての銀行口座の残高は少ないかもしれない。でも、一歩外に出て、遊ぼうぜ!と声を出せば、いつだって何人かの同じ年齢位の子供が外に出てきて、きっと遊んでくれると思うんですよね。その時の光景を見て、すげー楽しそうだな。と思ったのを本書を読んで思い出しましたね。

幸せとは何か?何が人に幸福感を与えるのか?尺度の多少の違いはあるのかもしれませんが、きっと共通をしている部分も多いと思います。それを日本も身につけていって貰いたいですね。

合わせて読んでみよう

本書で掲載をされている写真がカラーでいくつか掲載をされています。やはり白黒よりも色彩がある方が良いですよね。

アイスランド 絶景と幸福の国へを読んでみよう♪

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